「ココハドコ?」
都内のとある研究所。
大きな地震と共に目を覚ますも、見たことも無い技術が
周りに張り巡らされ怯えながらも身体に繋がれたケーブルを外し始める。
街中に響き渡るサイレンと共に科学者らしき人間も避難を
しているのを見つける。うまく動かない身体に邪魔されつつも
興味本位で向かった先は外。街は崩壊しているが夜空が
綺麗でどうでも良くなってしまう。
あれはなんだろう・・・?
街中には動きまわる無数の醜いなにか。
見ていられない。身体がうずく。今すぐ息の根を止めないと。
そう思って、自分の装備と思われる武器を取りに戻った。
行く宛も無く、とりあえず無数に動きまわる醜き物体をメッタ斬りにしていると
妙な幸福感に満たされる。そんな中レーザーを放ちながら動きまわる車を見つける。
「ミニクイニオイガスル!ハイジョシナキャ!」
興味本位で寄って行った車には紛れも無く三人の少女が乗っており、
一人は醜き何かに少しずつ変貌し始めている。気持ちはたかぶり身体が勝手に動く。
「イキノネヲトメナキャ!」
彼女はその言葉を残し、すぐに車を攻撃し始めた。
街は謎のロボットとゾンビの混合体のような生き物に溢れかえり、
月のひかりは嬉しそうで笑うかのようにギラギラと光った。